洗管ホース「ステンレスワイヤーブレード」と「ウレタンブレード」の違いとは?

パイプ洗浄用のホースを「洗管ホース」と言いますが、トータルメンテでは洗浄ホースとして「ステンレスワイヤーブレード」と「ウレタンブレード」の2種類を販売しています。しかしながら、名前だけ聞いても、それぞれの特徴を把握することは難しいでしょう。そこで、これらの洗管ホースの違いについて解説します。

 

ステンレスワイヤーブレードとは?

ステンレスワイヤーブレードは、洗管ホースの種類の一種で、ホースの表面が金属でできています。表面が金属製なので滑りがよく、硬さがあります。

 

メリットは、洗管ホースがパイプ内を進みやすいという点が挙げられます。金属製なので摩擦はそこまで発生せず、ホースとパイプの摩擦によってホースが引っかかるということがありません。また、金属の硬さがあるのでパイプ内でホースが傷つくのを防ぐことができます。

 

デメリットとしては、パイプの内部を傷つけてしまうということです。金属製の表面を持つホースがパイプ内を進むので、パイプが金属によって傷つけられてしまいます。パイプの破損につながるので、古いパイプだと大きな破損につながる可能性があります。

 

パイプ内を進みやすく、パイプ内部をしっかりと洗浄できるということで、プロはこちらの洗管ホースを使用することが多いようです。トータルメンテでは「スズランノズル」「ロケットノズル」「ノズル交換用」の3種類のステンレスワイヤーブレードの洗管ホースを販売しておりますので、お客様のニーズに合った商品をお探し頂けます。

 

ウレタンブレードとは?

ウレタンブレードも洗管ホースの一種であり、ホース表面がウレタンでできています。ステンレスワイヤーブレードの洗管ホースと比較して表面が柔らかくなっています。

 

メリットは、パイプ内部を傷つけにくいという点が挙げられます。洗管ホースの表面が柔らかなウレタン製であるため、パイプ洗浄中にパイプ内部を傷つけるリスクが少ないです。特に、破損しやすい古い排管を洗浄する際に役立ちます。

 

デメリットとしては、洗管ホースがパイプ内を進みにくいという点が挙げられます。ウレタンは金属と比較してパイプ内部で摩擦が発生しやすく、パイプ内部の状態によってはなかなかホースが進まないという事態が発生しやすいです。そのため、しっかりとパイプ内部を洗浄するためには相応の水量と水圧が必要になります。

 

パイプ内部を傷つけたくなく、相応の能力を持った高圧洗浄機をお持ちの場合におすすめの洗管ホースです。

 

どっちがいいの?

ステンレスワイヤーブレードとウレタンブレードでは、それぞれにメリット・デメリットが全く異なります。基本的な使いやすさで言えば、パイプ内を進みやすい構造になっているステンレスワイヤーブレードがおすすめです。

 

一方でステンレスワイヤーブレードは金属製であり、パイプ内部を傷つけやすくなっているので、既に脆くなっている古いパイプの洗浄には適していないことになります。そのため、古いパイプを洗浄したい場合にはパイプを保護する理由からウレタンブレードがおすすめです。

 

取り付けるノズルによって使いやすさも変化する

洗管ホースの使いやすさは、ホース本体だけでなく、取り付ける「ノズル」の種類によっても異なります。トータルメンテで取り扱っている洗管ノズルは「スズランノズル」と「ロケットノズル」の2種類があります。

 

スズランノズルはノズル部分がスズランのような形になっており、カーブする部分でノズルが可動してスムーズにカーブを曲がることができます。ロケットノズルは先端部分が短く作られているため、狭い箇所でも難なく入り込んで洗浄することができます。

 

使いやすさを重視するのであれば、スズランノズルがおすすめです。ロケットノズルでは途中で引っかかりやすく、使いこなすためには相応のスキルが必要な場面も多くなります。使いやすいスズランノズルに、同じく基本的な使いやすさに優れるステンレスワイヤーブレードを組み合わせると、パイプ洗浄の初心者でも使いやすい洗管ホースが完成します。

 

十分な長さを確保する

洗管ホースをお買い求めになる際には、通常の高圧ホース以上に「ホースの長さ」を重視する必要があります。パイプ内部の洗浄は外部から放水することができず、パイプの片端からホースを入れて洗浄する必要があります。

 

もし、パイプの長さに十分な長さのホースを用意していないと、パイプ内部をしっかりと洗浄することができません。トータルメンテではステンレスワイヤーブレードは20mまで、ウレタンブレードは15mまで商品を取り揃えております。お買い求めの際には、洗浄するパイプに対して十分な長さのホースをお買い求めください。

 

まとめ

いかがでしょうか。2種類の洗管ホースにはそれぞれの良さがあり、一概にどちらが優れているとは言い切れません。お使いになる場面をきちんと想定した上で、最適な洗管ホースをお選びください。