配管・パイプ洗浄におすすめ!洗管ホースの賢い選び方

配管やパイプ(管)を利用して放置していると、汚れによる悪臭や詰まりなどのトラブルを招いてしまいます高圧洗浄機に専用のパーツを組み合わせることにより、業者に依頼しなくても配管の洗浄が可能なのをご存知でしょうか?そこで、配管・パイプ洗浄におすすめの「洗管ホース」の選び方について解説します。

 

ホースの素材で選ぶ

まずは「ホースの素材」です。ホースの素材は大まかに分けると「ステンレス製」と「ウレタン製」に分かれます。トータルメンテでもこれらの素材の洗管ホースを販売しておりますが、洗浄する配管の種類・状態に応じて洗管ホースを選ぶ必要があると言えます。

 

ステンレス製は金属製なので配管内で滑りがよく、スムーズに配管洗浄が可能です。しかし硬い表面は配管内を傷つけてしまう可能性があります。古い配管で、パイプの耐久性が疑わしい場合にはおすすめできません。

 

一方でウレタンのホースはホース表面が柔らかく、古い配管に配慮した作りとなっています。しかし配管内でホース表面が密着しやすく、要するに配管内をスムーズに進むことが難しくなるのです。特に配管が長く、基本的に配管洗浄に時間がかかる場合だと余計に手間がかかるのでおすすめできません。

 

ホースの長さで選ぶ

次は「ホースの長さ」です。トータルメンテではステンレスワイヤーブレードは10m・15m・20mの3種類を、ウレタンブレードは10m・15mの長さのホースを取り揃えております。短いホースだと長い配管を最後まで洗浄できない可能性があり、長いホースは取り回しとお値段の面でデメリットになります。

 

洗浄する配管の長さに応じて、必要な長さのホースをお求めください。

 

ノズルの性能で選ぶ

次は「ノズルの性能」です。配管洗浄には通常の高圧ノズルではなく、配管洗浄用の「洗管ノズル」を使用します。トータルメンテではノズルが付いている洗管ホースと、ノズルが別売りの洗管ホースを取り揃えております。

 

ノズルは大きく分けて「通常の洗管ノズル」「ロケットノズル」「スズランノズル」の3種類があります。ロケットノズルとスズランノズルは配管内を進みやすい構造になっているのでおすすめです。特にスズランノズルは配管内でカーブなどの進みにくい場面で誘導しやすくなっており、おすすめです。

 

ちなみに、プロ御用達の組み合わせは「ステンレスワイヤーブレード+スズランノズル」です。どちらも配管内をスムーズに進みやすいという特性があり、プロでなくてもおすすめできる組み合わせです。もちろん、トータルメンテではこの組み合わせも販売しておりますので、是非ともご覧になってください。

 

高圧洗浄機を使わない排水管洗浄について

高圧洗浄機を使う以外にも「針金を入れる方法」と「薬品を使う方法」の2種類が挙げられます。それぞれの特徴について説明しておきましょう。

 

針金を使う方法は、厳密には「ぜんまい型の針金」を使う方法となります。この針金を排水管の中に挿入して回すことにより、排水管の詰まりを解消することができます。この特性上、排水管が詰まっている際に手軽な方法で詰まりを解消することができるという点がメリットになります。しかし、これは針金によって詰まりを解消するだけであり、針金が触れない部分の汚れはそのままです。再度、詰まりやすくなりますし、悪臭が発生している場合には根本的な解決方法とはなりません。洗浄よりも、詰まり解消に特化している方法だと考えてください。

 

薬品を使う方法は、薬品によって排水管内の汚れを溶かして洗い流す方法となります。「尿石」などを洗浄する際によく用いられる方法であり、薬品を貯められるようにすると洗浄効果がアップします。しかし、その特性上どうしても「排水管の下半分しかきちんと洗浄できない」という点がデメリットになります。

 

針金を使う方法も薬品を使う方法も、それぞれの短所により配管内をしっかりと洗浄することは難しいです。そのため、業者に配管洗浄を依頼する場合において、プロは高圧洗浄機を用いているのです。なぜなら高圧洗浄機であればさまざまな汚れに対応することができ、汚れも詰まりも配管全体をしっかりと洗浄できるため、プロが用いる方法なのです。もちろん、高圧洗浄機を使えれば、プロに依頼しなくても配管洗浄は可能です。

 

業者に依頼するとその都度高額な費用がかかる

ここで注目したいポイントは「業者に依頼する」ことです。配管洗浄を手間なくしっかりと行いたい場合に、業者に依頼するという方法はベストな選択肢であると言えます。しかし、費用面において大きなデメリットを抱える方法でもあります。

 

業者に配管洗浄を依頼する場合、依頼する業者や洗浄を依頼する配管の状態によって実際の費用は異なりますが、相場としては安くても2万円前後、高い場合だと5万円~9万円以上の費用が請求される場合もあります。問題なのは、依頼するたびにその費用が発生するということです。業種によってはある程度の頻度で配管洗浄をしなければならないところもありますので、その都度数万円の費用がかかっては費用がかさんでしまいます。

 

高圧洗浄機を用いる場合、高圧洗浄機や配管洗浄用のホースやノズルを購入する費用はかかりますが、初期投資以外には洗浄するたびの高圧洗浄機の電気代と水道代が多少かかるだけです。業務用に高頻度の配管洗浄を必要とする場合だと、高圧洗浄機を使い、自分で配管洗浄をしたほうが安上がりなのです。

 

まとめ

配管・パイプの洗浄には、さまざまな特性を持つ洗管ホースの中から最適なものを選ぶことが重要です。どういった場面に用いるのか、どういった特性を必要とするのかをしっかりと把握して、それに最適な洗管ホースをお探しください。トータルメンテでは、各種洗管ホースをお求めやすい価格にて取り揃えておりますので、是非ともご利用ください。