エアコン洗浄には高圧洗浄機がおすすめ!その理由と洗浄の方法を解説

暑い時期と寒い時期に活躍するエアコンは、皆さんが思っている以上に汚れが溜まっているのです。本格的に綺麗にしたいと思うと業者に依頼するしか無いと思われているかもしれませんが、ネット販売で購入できる高圧洗浄機を使ってご自分でエアコンを洗浄できるってご存知ですか?そこで、高圧洗浄機を使ってエアコン洗浄をするメリットやエアコン洗浄の手順について解説します。

 

 

エアコン洗浄をする理由

最初に、そもそも「なぜエアコン洗浄しなければならないのか?」というところから説明しておきましょう。

 

エアコン洗浄の理由は第一に「電気代が安くなる」ことです。フィルター等に汚れが詰まっていると運転効率が悪くなり、その分だけ余計に電気代がかかります。エアコン洗浄により、その効率の悪さを解消することでエアコン使用の電気代が安くなるのです。

 

第二に「病気を防ぐ」ことです。エアコン内部に汚れが溜まっているとカビが発生しやすく、その胞子がエアコンの空気に混じって部屋に拡散します。これが肺炎やアレルギーの原因となるため、エアコン洗浄によりこれらの発症を防ぐことができるのです。カビ臭さも解消できます。

 

第三に「エアコンを長持ちさせる」ことです。エアコン洗浄によりエアコンの故障を防ぐことができますが、「故障したら修理すればいい」なんて思っていませんか?確かに修理はできるでしょうが、業者がすぐに来てくれるとは限りません。夏のニュースで「エアコン修理、1ヶ月先まで予約いっぱい」とありました。夏の暑さや冬の寒さの真只中、何日も修理を待っていては体調を崩してしまいますから、そうならないようにエアコン洗浄するのです。

 

 

自分で高圧洗浄機を使ってエアコン洗浄するメリット

次に、高圧洗浄機を使って自分でエアコン洗浄をするメリットについて解説します。「業者に頼めばいい」って思うでしょうが、多少の手間をかけてでも自分で洗浄することには意味があります。

 

業者にエアコン洗浄を依頼した場合、1台あたり1万円~数万円の料金が発生します。これは1台あたりの値段であるため、複数のエアコンを持つご家庭の場合は洗浄するエアコンの台数分だけ料金がかさむことになります。高圧洗浄機を使って自分でエアコン洗浄する場合、高圧洗浄機の購入費用はかかりますが高圧洗浄機が故障するまで追加で大きな費用がかかることはありません。

 

また、家庭用の高圧洗浄機はエアコン洗浄だけに使うものではありません。使い方次第で家の壁やお風呂場、洗車にも高圧洗浄機は活躍します。つまり高圧洗浄機一つあるだけで、業者に依頼すれば1件あたり何万円とかかる洗浄・清掃費用を賄うことができるのです。

 

さらに言えば、業者の繁忙期であってもエアコン洗浄を待たされないというメリットもあります。自分でエアコン洗浄をするには多少なり準備と清掃に手間がかかりますが、時間さえあればいつでもエアコン洗浄が可能です。エアコンの空気が臭う、内部が気になるから早く洗浄したいという場合でも、時間の都合がつく限り待たなければならないということがありません。

 

 

高圧洗浄機でエアコン洗浄する手順

ここからは、高圧洗浄機を使ってご家庭のエアコンを洗浄する方法について説明します。まず、エアコンの動作確認をしてください。特に季節の変わり目で久しぶりにエアコンを動かす時には、故障している可能性も否定できません。せっかくきれいにしても動かなければ意味がありませんし、早めに修理や買い替えをしないと暑さや寒さをしのげません。動作確認が終わったら、エアコンの電源を抜いてください(できない場合はエアコンのブレーカーを落とす)。

 

次に、エアコンのカバーやフィルターを外してから「養生」を行います。高圧洗浄機によるエアコン洗浄は大量の水を使うため、壁や床をビニールで保護して濡れたり汚れたりしないようにします。また、カバーを外したエアコンの電飾部分にも水がかからないように養生します。ホームセンターやネット通販等でエアコン洗浄用の養生シートが販売されていますが、ゴミ袋を加工する等して準備することも可能です。

 

次に、掃除機やブラシを使っておおまかな埃を落としておきます。終わったら軽く水を付けてから洗剤を付けて、ブラシで丁寧に汚れを落とします。高圧洗浄機を使って洗剤を洗い流します。この時、水圧を強くしすぎず、必要に応じて様子を見ながら水圧を強くしてください。水を受ける部分は水が一点に集まるようにして、バケツ等で汚水を受け止められるようにしておきましょう。エアコンの状態にもよりますが、かなり水は黒くなります。

 

洗浄が終わったら、エアコンを乾かしている間に取り外したパーツも洗っておきましょう。洗って乾かし終わったら養生シートを片付けて、取り外していたパーツをもとに戻します。動作確認をして、「送風」または「ドライ」で30分ほどエアコン内部を乾燥させてください。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。エアコン洗浄はエアコンを安全に使用する上で重要なことであり、業者に依頼せずとも高圧洗浄を使って自分でエアコン洗浄が可能なのです。養生や洗浄の手間はかかりますが費用面のメリットは大きいので、一度はトライしてもらいたいと思います。