どう違うの?高圧洗浄機本体の価格比較

高圧洗浄機の本体を、トータルメンテでも数種類取り扱っております。ラインアップをご覧になっていただけますと、さまざまな価格帯の業務用高圧洗浄機本体があることがわかりますが、価格の違いがどこから生じるのかと疑問に思うのではないかと思います。そこで、高圧洗浄機の価格の違いについて比較します。

 

価格の違いと性能

トータルメンテでは、「蔵王産業」製の防音型高圧洗浄機を3種類取り揃えております。

 

・100k13ℓ防音型(FCPS-1013-3) 416,000円

・150k13ℓ防音型(FCPS-1513-EX) 544,000円

・210k16ℓ防音型(FCPS-2016-EX) 736,000円

 

さて、この3種類の高圧洗浄機の違いで特筆すべきポイントは「k」を単位としている数値の部分です。実は、この数値は高圧洗浄機の「ある性能」について述べているものであり、この違いが高圧洗浄機を利用する上で重要なポイントになります。

 

この「k」を単位としている数値は、正確には「kgf/㎠」であり、「重量キログラム平方センチメートル」という意味です。これは「圧力」の単位であり、高圧洗浄機では「MPa(メガパスカル)」の単位が用いられることが多いです。

 

例えば、100kgf/㎠=9.8MPaであり、150kgf/㎠=14.7MPaと置き換えることができます。

 

それぞれの高圧洗浄機の圧力の数値は「最大吐出圧力」です。簡単に言えば、その高圧洗浄機が出せる「最大の圧力」のことで、その圧力以上の水圧は、その高圧洗浄機では出せないということになります。

 

高圧洗浄機の水圧は「洗浄力」に関わる

高圧洗浄機という名前だけあって、高い圧力によって水を噴射し、汚れを洗浄します。高圧洗浄機の洗浄力を決める重要なポイントが「水圧の高さ」です。皆さんも学校の掃除等でホースの出口を狭くして水を噴射したことがあると思います。有り体に言えば高圧洗浄機はそれのはるか延長線上であり、圧力が高いほど汚れを落とす力も高まります。

 

もう一つ押さえておきたいポイントは、「高圧洗浄機は性能以上の水圧は実現できない」というポイントです。例えば「100k13ℓ防音型」の最大水圧は9.8MPaであり、それ以上の水圧はどうあがいても実現できません(やろうと思ったら高圧洗浄機本体が故障します)。一方で「150k13ℓ防音型」の最大水圧は14.7MPaであり、9.8MPa以上14.7MPa以下の範囲の水圧も実現できます。

 

そして「水圧を下げる方法はいくらでもある」という点も押さえておきましょう。例えばトータルメンテで取り扱っているパーツの中には、使用者の手元で水圧を調整できる機能を備えたものもあります。そうでなくても、ノズルを洗浄したいポイントから離して噴射することで擬似的に圧力は低下します。水圧が高すぎることによるデメリット(塗装ハゲ、破損)は水圧を下げることで対応できますが、水圧が低すぎることによるデメリット(ガンコな汚れを洗浄できない)は、その高圧洗浄機の性能以上のものは実現できません。

 

以上の観点から、使用環境にもよりますが、高圧洗浄機は水圧の高さが性能の高さとして大きな要因となっていると言えます。高い性能を実現するためには相応の原動機性能が必要であり、その分だけお値段も高くなってしまうのです。ですが、お値段が高い分だけの価値のある製品であり、トータルメンテではお求めやすい価格にて高圧洗浄機本体を販売しております。

 

他社との販売価格の比較

先程「トータルメンテではお求めやすい価格にて~」という話をしておりますが、それだけでは実際にどれだけ安いのかということが全くわからないと思います。そこで、同じ製品を他社ではいくらで販売しているのかを調べてみました。

 

まずは「100k13ℓ防音型(FCPS-1013-3)」です。

 

・トータルメンテ:416,000円

・A社:442,000円

・B社:477,361円

・C社:493,500円

 

比較した中で最も安い価格で販売している他社よりも20,000円以上安く販売しております。

 

次は「FCHD0708」です。

 

・トータルメンテ:266,000円

・A社:276,000円

・B社:290,000円

 

やはり、トータルメンテの販売価格が最も安くなっております。

 

家庭用高圧洗浄機の方が安いけれど・・・

高圧洗浄機には、業務用だけでなく「家庭用」も販売されています。価格面で比較するのであれば、販売価格だけ見れば家庭用の高圧洗浄機のほうが圧倒的に安いです。実際にご家庭で使用される目的で、費用負担を最小限にして購入したいのであれば、確かに家庭用高圧洗浄機がおすすめです。

 

しかし、これを業務用に使うとなれば話は別です。家庭用高圧洗浄機は販売価格だけ見れば確かに安いのですが、総合的なコストを考えるとむしろ高く付いてしまう可能性のほうが高いのです。

 

その理由は「耐久性の違い」です。業務用高圧洗浄機は家庭用高圧洗浄機と比較して耐久性が高く、特に1回の使用時間が長くなる使い方に強いです。業務用に使用するとなれば当然ながら使用時間も長くなり、高圧洗浄機の耐久性を問われることになります。

 

中には「壊れたら修理・買い替えするから良い」と考えて、家庭用高圧洗浄機を業務用に使用するという人もいなくはありません。しかし、修理費用や買い替え費用がかさむことを考えると、販売価格は高めでもその後の費用発生の少ない業務用高圧洗浄機を最初から購入したほうが、最終的に安上がりになる可能性が高いのです。

 

ちなみに、同様の観点から使用環境がご家庭でも業務用並みに使用頻度が高い場合であれば、家庭用ではなく業務用を購入することをおすすめします。

 

まとめ

高圧洗浄機は同じメーカーでも性能によって価格は大きく異なります。高い洗浄力を求めるのであれば、相応のコストは覚悟しなければなりません。しかし、トータルメンテでは高品質な高圧洗浄機をお求めやすい価格にて販売しておりますので、少しでも購入費用を節約したい人にとって大きな助けとなるはずです。是非とも、高圧洗浄機本体や各種パーツをお求めの方は、トータルメンテをご利用くださいませ。