ノズルは、高圧洗浄機を使用する際に重要なパーツの一つです。ノズルは水を噴射するという構造上、内部には穴が開いており、そこにゴミか何かが詰まってしまう可能性があります。しかし、それを放置してしまえば危険極まりありません。そこで、高圧洗浄機のノズルが詰まってしまった時の対処法を解説します。
ノズルが詰まったままにしているとどうなる?
ノズルが詰まっているということは、ノズルから順調に水を放出できなくなるということになります。放出する水量が減少することで洗浄力が低下するだけでなく、ノズルやホースに過剰な圧力がかかることで破損の原因になる可能性があります。ノズルが詰まったまま高圧洗浄機を使用し続けることはナンセンスであり、危険です。早めに対処する必要があります。
ノズルのつまりを解消するには?
ノズルのつまりを解消する方法は、実にシンプルです。ノズルに付属している「ノズルクリーナーピン」もしくは針金を用意して、ノズルの先端から挿入します。その後、ノズルのガン側を下にしてトントンと軽く打ち付け、ノズルの中に詰まっていた異物をノズルの外に排出します。あとはノズル内に残っている細かな異物を洗浄するため、水を流して小さな異物を一気に洗い流します。これでも異物が取れない場合は、ノズルのランス部に少し水を入れて少しゆすり、水を捨ててください(捨てた水と一緒に異物も排除できることが多いです)。
ノズルの問題、本当に「つまり」だけが原因?
ノズルが詰まっていると気がつくのは、何か理由があるはずです。しっかりと水が出ない、きちんと洗浄できていないなどの理由があると思いますが、果たしてそれらの出来事は本当にノズルのつまりだけが原因なのでしょうか?
ひょっとしたら、ノズルが損耗し、破損してしまっている可能性も考えられます。まずはノズルの詰まりを解消する行動に入り、それができてもノズルや放水に異常を感じているのであれば、ノズルが破損している可能性について考える必要があります。破損したノズルは修理するよりも、新しいものに買い替えたほうが長く使えるのでおすすめです。
また、ノズルの穴の大きさにも問題があるかもしれません。簡単に説明すると、高圧洗浄機の性能に対してノズルの穴が大きい場合、穴のサイズに必要な水量に足りないので水圧が十分に上がりません。逆に高圧洗浄機の性能に対して穴が小さいと、水圧は確保できますが水量が確保できないので洗浄力が低下します。特にノズルを買い換える際には、お使いの高圧洗浄機の性能に合ったサイズの穴のノズルをお選びください。
ちなみに、わざと穴の小さいサイズのノズルを取り付けて、水圧を上げて洗浄力を高めようとする人も少なくありません。しかし高圧洗浄機の水圧は「アンローダー」というパーツによって制限されており、機器の設定以上には水圧が上がらないようになっています。この設定を解除しようものなら、ようはマシンスペックを超えてしまうので、故障やエンストの原因になりますので注意してください。
そもそもノズルの問題なのかについても考える
もしくは、そもそもノズルに問題があるという前提自体が間違っていることも考えられます。高圧洗浄機は数多くの部品・パーツで構成されており、どこかに損耗や破損などの異常があれば放水量や水圧などに問題が生じる可能性があります。
例えば、高圧ホースのどこかで水漏れが発生していれば、水の逃げ道ができてしまうので水圧と放水量が減少してしまいます。これは、ノズルの問題とは全く別の問題です。他にもパッキンが古くなって破損していたり、高圧洗浄機本体に問題が生じていたりする事も考えられます。確かにノズルは重要なパーツではありますが、ノズルだけが高圧洗浄機の問題ではないことは念頭に置いておきましょう。
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まとめ
高圧洗浄機のノズルは針金や付属のピンでつまりを解消することができます。しかし、発生しているトラブルの原因がノズルのつまりだけとは限りません。ノズル詰まりの解消法を試しても高圧洗浄機のトラブルが解消しない場合は、まずはノズルを買い替えてください。それでも解消しなければ、トラブルの問題点は別の箇所にあるということになります。早めに修理やパーツ交換等の対処に移ってください。