高圧洗浄機を使用するにあたっては、高圧洗浄ガンだけではなく「ノズル」も用意しなければなりません。しかし、いざノズルを購入しようと思った時には、さまざまな種類のノズルが顔を覗かせていることがわかります。そこで、トータルメンテで取り扱っている高圧洗浄ガンのノズルを比較してみたいと思います。
可変ノズル
まずは「可変ノズル」です。可変とは何が変わるのかと言えば、放出する水の「角度」です。可変ノズルは特定の部分を回すことにより、水の噴射角度が0度~扇状に変化させることができます。
噴射角度0度(直噴)だと、ピンポイントで高圧洗浄が可能です。扇状の場合だと広範囲の洗浄や、洗浄最後のすすぎに利用できます。洗浄する場面によって適切な噴射角度が異なりますが、ノズルの特定部位を回転させるだけで噴射角度を変えられるので、角度変更の操作に手間がかかることはありません。
耐久可変ノズル
次は「耐久可変ノズル」です。これは先ほど紹介した可変ノズルと基本的な性質は同じで、噴射する水の角度を0度~扇状に変化させられる便利なノズルです。しかし、大きく異なるポイントは「材質」です。
通常のノズルを使用する上で破損する部分が、耐久可変ノズルでは金属でできています。金属でできているということは耐久性があり、破損しにくくなっています。ノズルが破損すれば、当然ながら買い換えなければなりません。
トータルメンテにて販売している耐久可変ノズルは、通常の可変ノズルよりもお値段が高くなっております。しかし耐久性が高いということは破損の頻度、つまり「ノズルを買い換える頻度」が低いため、買い替え費用を含めて考慮すると金属製の耐久可変ノズルのほうが経済的なのです。
ターボ(回転)ノズル
次は「ターボノズル」です。販売店によっては「トルネードノズル」「回転ノズル」「サイクロンノズル」といった名称で販売されております。その名前から察すると思いますが、このノズルの最大の特徴は「回転」です。
何が回転するのかと言えば「噴射の角度」です。ターボノズルは一点集中の水を、噴射角度を回転させながら、さながら水がトルネードのような軌跡を描きながら噴射します。そのメリットは、一点集中の水流でありながら、洗浄できる範囲が広くなることです。高い洗浄力を維持したまま広範囲を一度に洗浄できるので、広範囲を洗浄する際に作業時間を短縮することができます。
ダイレクトランス
最後に紹介するのは「ダイレクトランス」です。このノズルは、ノズルにカプラーがダイレクトに取り付けられています。このノズルは狭い場所での高圧洗浄機の使用に最適となっております。
ノズルの穴のサイズ
ノズルを選ぶ際には、大まかな特徴だけでなく「ノズルの穴のサイズ」も重要なポイントになります。穴のサイズは「洗浄力」に深く関わっています。
穴のサイズが小さいと、少ない水量でも高い圧力を実現することができます。ただし、吐出できる水量が少ないため、洗浄力には問題が残ります。
一方で、穴のサイズが大きいと、一度に多くの水を吐出することができます。ただし、一度に通れる水量が多いということは水量が少ないと十分な圧力を生み出すことができなくなるということになります。
穴のサイズが小さすぎると水量が少ないため、穴のサイズが大きすぎると圧力が下がることで、どちらの場合もそれぞれ洗浄力が低下してしまいます。ここで重要なのは、使用する高圧洗浄機の性能に合ったサイズの穴であるかということです。一度にどれだけの水を放出できるかによって、適したノズルの穴のサイズも異なるのです。
用途によって使い分けることが重要
このように、ノズルによって適した場面とそうでない場面が異なります。適した場面でない状態で高圧洗浄機を使うと、場合によっては作業効率が大きく低下してしまう可能性も考えられます。
そのため、できれば高圧洗浄機を使用する際には、その場面に適した性能を持ったノズルを使用することをおすすめします。そうなると、使用するごとにノズルを交換するケースも出てくると思います。ノズル交換は面倒だと考えている人も少なくないと思いますが、ここで役立つのが「カプラー付きノズル」です。
文字通りカプラーが取り付けられているノズルであり、ノズルの接続が非常に簡単です。カプラー付きノズルであれば、場面ごとに適したノズルの付替えにも手間がかからず、ストレス無く作業できるのではないかと思います。
まとめ
ノズル選びは、高圧洗浄機を使用する上で重要なポイントとなります。複数のノズルを使い分けるとなれば、当然ながらその分だけ高圧ノズルを購入することになります。トータルメンテではお求めやすいお値段で高品質な高圧ノズルを各種販売しておりますので、複数のノズルを購入する際にも費用の負担は少なくなるのではないかと思います。高圧ノズルをお求めの際には、是非ともトータルメンテをご利用くださいませ。